鍼灸治療
当院では、東洋医学的鍼灸治療のほかアスリートをサポートするスポーツ鍼灸も行っています。
気軽にご相談ください
鍼灸治療は、
頚部痛・肩こり・肩関節痛・肘の痛み・腕や手の痛みやシビレ・背部痛・胸部痛・腰痛・股関節痛・膝関節痛・足の痛みやシビレなどの運動器の疾患。
頭痛・顔面痛・顔面麻痺・歯痛・眼精疲労・めまい・耳鳴り・喘息・アレルギー・花粉症・腹痛・不眠・自律神経異常・生理痛・月経異常・不妊・逆子・ED・・・
など、さまざまな体調不良に対応しています。
東洋医学的考え
本治法と標治法
標とは疾病の現象(症状)であり、本とは疾病の本質をいいます。
木で例えると、枝葉の症状に対処する治療法が標治法であり、木全体を見わたし対処する治療法が本治法です。
「緩なれば則ち、その本を治す」という言葉があり、緊急を要す急性以外は本治法を施すという治療原則があります。
また、「標本同治」といわれ標と本を同時に治療することも、よく採用されます。
気・血・津液の調整
東洋医学では、気のめぐり、血のめぐり、津液のめぐりが滞ると不調になると考えられています。
滞りを改善して気・血・津液が円滑にめぐるように調整し、三者のバランスを整える事が重要です。
平を保つ
各臓器などを、木・火・土・金・水の五種の物質に結び付けて、人間の生理や病理に応用します。(五行説)
五行間のバランスが重要で、低下しているものは補い、高まりすぎは抑制し、バランスを整え五行を「平」に保つ必要があります。
陰陽のバランス
日のあたる場所(陽)があれば、日のあたらない場所(陰)が存在します。
東洋医学では、『陽の気の多い事物』と『陰の気の多い事物』に分け、生理・病理・診断・治療などに応用して、両者のバランスを整え体調を改善します。
望聞問切
東洋医学的診察法
望診
患者様の、顔色・光沢・表情・目つき・姿勢・動作を観察し疾病の性質やその予後を判定する診察法
聞診
患者様の、呼吸音・発声・発語・口臭・体臭などの状態を観察する診察法
問診
患者様の、主訴・発病時期・原因・経過・既往症・生活環境などをたずねて診断する診察法
切診
直接患者様に触れて診察する方法
- 脈診・・・脈の数・拍動の状態や強弱など脈の性状を診て異常を診断する方法
- 腹診・・・胸部から腹部の皮膚の温度・湿り気・潤い・ざらざら感・圧痛・硬結・筋緊張・動悸などを診る診察法
- 切経・・・経絡に沿って指頭や指腹を用いて皮膚や筋肉の状態を探り、異常のある経絡を診断し、治療点や治療穴の発見や選定をする方法
※経絡とは、気や血が運行する通路
使用する鍼
「鍼治療は痛いんじゃないの?」と思われている方も少なくないと思います。
現在の鍼治療で使用する鍼は、ものすごく細い鍼を使用しています。痛みを伴わないケースがほとんどで、有ったとしても蜂が刺すような痛みでなく、蚊が刺す程度の感じです。
衛生面にも留意されており、消毒を行い使いまわすのではなく、ディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用していますので感染などの心配はありません。
小児鍼
「かわいい我が子に鍼を刺すなんて・・・」と思われている方・・・
小児鍼は、鍼とはいいますが、刺さない道具を使用して皮膚刺激を与えて体調を整える手法をとります。
安心して受診してください。
お灸
お灸の大きさ
その昔「悪い事をしたら、お灸をすえる」と言われたように、お灸に対するイメージは「ものすごく熱い」「やけどする」と思われている方もいるかと思います。
灸の術には種類があり、現在ではやけどを起こし灸の痕を残す「有痕灸」ではなく、やけどを起こさず灸の痕を残さない「無痕灸」が行われているのがほとんどです。
また、無痕灸にも手法があり、知熱灸(米粒大や半米粒大に小さくひねったもぐさを使用)・温灸・隔物灸などがあります。
いずれの手法も、患者様が気持ちのよいところで消火するのでやけどの心配もありません。
逆子の灸
最近多くみられる胎児位置異常(逆子)を改善するお灸も行っております。
逆子の灸は、判明してから34週目位までが勝負です。
早ければ早いほど好結果が期待できます。
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